四海樓ブログBLOG

『60歳になると何で「還暦」って言うの?』

四海樓ふぁんの皆様、お久しぶりです♪
九条店の長老こと中山です!

2月28日に59歳の誕生日を迎えてしまいました。
いよいよ還暦まで1年となってしまいました(汗)。
私が還暦を迎えるなんて想像もしていませんでしたがあっと言う間なもんですね~。

ところでみなさんは60歳をなんで「還暦」と言うかご存知でしたか?
周りの人に聞いてみましたが意外と皆知らないと言う事に気付きましたので調べてみました。

還暦は「還る暦(かえるこよみ)」と言う意味らしいです。
ここで言う暦とは古代中国の「干支(えと)」の事です。

まず、はじめに少し干支についての説明が必要ですね。
古来中国には「十干(じっかん)」という10進法と、「十二支(じゅうにし)」という12進法の概念があって、西洋数字がない時代で数に該当する部分に漢字があてられていたようです。「甲・乙・丙~」というのが十干で、1から10のこと。植物の成長状態を漢字で表わしています。十二支は年賀状でお馴染みの「子(ね)・丑(うし)・寅(とら)~」で、こちらは天文学から考え出されたもので、1から12を意味します。
この十干と十二支の漢字を組み合わせると60通りになます。要は10と12の最小公倍数で、60年をワンサイクルにする概念が生まれたようです。この方法で年号を表すと「戊辰」「壬申」「丙午」と言った具合になります。中国から広くアジア圏に広まり日本でも浸透したようです。

画像にするとこんな感じです。

十干十二支
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ちなみにみなさん良くご存知の「甲子園」は甲子園球場が完成した1924年が「甲子(きのえね)の年」で縁起の良い干支だったことから命名されました。
ちなみに私が生まれた昭和36年は辛丑(かのとうし)で来年がその 辛丑になるようです。

で、人間が生まれてから60年経つと、この60種類の干支が一巡します。「生まれたときと同じ暦に還る」という意味で「還暦」と呼ぶようになったようです。

あと還暦祝いに赤いちゃんちゃこを贈られたりしますが、こちらについても調べてみました。
赤のちゃんちゃんこ

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

そもそもは昔、「魔除け」の力があるとされていた赤い色のちゃんちゃんこを赤ちゃんに着せ病気や悪いものから守ったというところから「生まれたときと同じ暦に還る(赤ちゃんに還る)」という意味を持つ還暦に、赤いちゃんちゃんこを贈るようになったみたいです。

最近はどうなのでしょう?還暦祝いに赤いちゃんちゃんこを贈られているのでしょうか?正直、わたしはご遠慮したいですが…。

還暦について長々と綴ってみましたが調べてみるうちに、還暦を迎えるにあたって、年をとったという想いよりはこれから新しい暦(新たな人生)を刻むと思えてきました。還暦も悪くないものですね。
確りと健康に注意して良い還暦を迎えたいと思います!

最後になりましたが
新型コロナウィルスの事でみなさんも大変な想いをされていると思います。
ただ、今は消毒、手洗い、うがいなどの出来得る予防に取り組んで、後は早期に収束するように願うのみです。
なお、九条店では対策として細菌やウイルスを殺菌する「サハラレイン」を導入するとともに遊技台のアルコール消毒を実施しております。また入口に手指除菌用アルコールを常備しておりますので入店やお帰りの際は是非ともご利用くださいませ。